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福島原発事故から今日で9年

 2011年3月11日に発生した東日本大震災・福島第一原発事故から9年。今なお避難生活を続けている人は約4万8千人もおります。帰りたくても帰れない人も多く、避難指示等が解除された地域の居住率は28%に過ぎません。汚染水は溜まり続け、除染作業員等への被曝の広がりや、放射線汚染物質の処理方法も廃炉のめども立っていません。
 言うまでもなく原発事故は人災です。それにもかかわらず、安倍政権や東電は、原発事故は終わったかのように、帰宅困難地域の解除や原発事故被害者への賠償を打ち切り、政府が主催していた追悼式典も来年で打ち切ると発表しました。安倍首相は「福島の汚染水はコントロールされている」と断言して東京オリンピックを招致しました。
 どの世論調査でも6割を超える人たちが、原発に依存しない社会を望んでいます。既に国会では野党4党による「原発ゼロ基本法案」が提出されています。再生可能エネルギーへの転換、省エネとともに原発即時停止や再稼働・新増設の禁止など国民の願いに合致したものです。原発ゼロを実現する市民と野党の政権を作るために力を合わせましょう。