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田中元外相 核抑止を厳しく批判 [しんぶん赤旗 より]

 日本弁護士連合会は19日、「核兵器禁止条約について早期の署名・批准を求める」と題したシンポジウムをオンラインで開きました。元外相の田中真紀子氏が基調講演し、核兵器禁止条約の署名・批准を訴えました。田中氏は、科学技術庁長官時代に当時パリ市長だったシラク元大統領と対面した際、フランスがムルロア環礁で核実験を予定しており、核兵器が抑止力となるというシラク氏の考えに反対した過去を紹介し、「核抑止力論は右がやれば左もやる、ということで事態をエスカレートする危険がある」と話しました。「50カ国以上の国々が地をはう努力をしてできたのが核兵器禁止条約だ。日本政府は橋渡しと言うが橋はどこからどこにかけるのか」と核兵器を禁止条約に背を向ける菅政権を批判しました。また、政府がオリンピックに固執し、コロナ対策への無為無策から感染を広げてしまったことを厳しく指摘。こういう政治をいつまでも続けるわけにはいかないと話し、「政権にお灸をすえるのではなくシャッフル、入れ替える必要がある。政治は、夢を現実にする。選挙で行動を起こそう」と政権交代を呼びかけました。ー20日付日刊紙2面の記事を驚きを持って読み、他にも玉木代表に「全体主義」発言の撤回を求める小池書記局長の会見、防衛省が検討している〈自衛隊パイロット早期退職なら育成費返還を〉、一面の潮流にはIOC関係者の歓迎会での菅首相とバッハ会長の発言など記事満載です。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-07-20/2021072001_05_0.html